中2理科 消化と問題集

問題集を使わずに勉強することも覚えましょう

勉強というと問題集を使うものだという思い込みがあります。 問題集は効率的ですが「問題として聞かれた→答える」という動作を繰り返すので、自分が何を覚えたのか、何を知っているのか、その確認が難しくなります。

他方、「まとめる, まとめ学習」という方法もあります。 しかしこれにも大きな問題があります。 「教科書や資料を見て」行えば、答えを見ているのと変わりません。 「自分は本当にそれを覚えたのか, 知っているのか」を確認できません。

そこで、教科書も問題集も使わないでする勉強です。

絵を描きましょう

例によって絵を描きましょう。今回は人体ですから、人体の絵です。以前も描きましたが、重要であるのは「用の足りる」絵です。

(1) illust      (2) illust

(1)は頑張って正確に描いた絵です。口周辺で挫折しました。しかし、意味がありません。目的は自分が人体の消化器系について、何を知っているのか知らないのか、それを確認することです。

上手な絵は目的ではありませんから、そこに時間を掛けてはいけません。 特徴だけとらえた(2)のテキトーな絵で「用が足り」ます。むしろ「特徴だけとらえた, 必要な簡略図を掛けるようにする」ことが大きな勉強になります。


知っていることを書き込みましょう

illust illust

知っていることををどんどん書き込みましょう。授業で聞いたこと、問題集で見たこと、とにかく知っていることをどんどん書き込みましょう。間違っていても問題ありません。自信がなければ人に見てもらえば良い、あとから教科書を読めば良い、問題集でもう一度確かめれば良いのです。

書けることは知っていること、書けないことは知らないことです。 自分自身をだますことが不可能なほどに、明確に「知っている/知らない」が明らかになります。 更に全体像も自覚できるようになります。

授業を聞く、問題集を解く、そして「教科書も問題集も使わずに」自分が知っているか知らないかを確認する、そのように行うようにしましょう。