小学6年生はもうすぐ中学生になります。 中1ギャップという言葉もあるように、小学6年生と中学1年生の間を乗り越えるのは少し大変です。 おそらく最も戸惑ってしまうのは、他人からの評価の仕組みです。
たとえば風邪をひいたとしましょう。 風邪を引いたのですから学校は休むべきです。「やったー」と思うかもしれません。
でも、その結果、学校の授業を受けていないのですから、勉強が遅れることになります。 勉強が遅れても基本的には誰も助けてくれません。
分からないままであれば、テストの点数が酷いことになるかも知れません。 宿題の提出期限も、風邪だからと伸ばしてくれたりはしません。 提出期限に間に合わなければ、問答無用1で成績は下がります。
成績が悪いまま3年生になってしまうと、高校受験で大変苦しい思いをすることになります。
小学校とは違い、中学以降では、たった2つのことだけで評価されてしまいます。
そこに自分の気持ちは関係ありません。
この2つに違いはありません。
この2つにも違いはありません。 逆にしなかったのなら、どんな理由であれ「しなかった」と評価され、できないのなら、どんな理由であれ「できない」と評価されます。
嫌いなことでも頑張ったら褒められるという世界ではありません。 頑張っても頑張らなくても、好きでも嫌いでも、「した, できる」のなら同じ扱いです。
できることを増やしていこうと、まずは思ってください。 できることを増やすには「する」以外に方法はありません。 お腹が空いた時「代わりにご飯を食べてきて」とか、トイレに行きたい時「今忙しいから代わりにトイレに行ってきて」とか、とても変な話です。
勉強も全く同じです。「誰かが代わりに勉強する」ということは不可能です。 頑張ってくださいね。
問答無用: 話し合っても無意味な様子。 ↩