暗算できない大きな桁になった時、もちろん筆算が必要になります。 筆算では繰り上がりを、小さく書いてメモをします。 その結果、とても見にくくなります。 特に数字がまだ綺麗に書けない、安定しない小学生の間は、特に見にくくなります。
「自分で書いたものが読みにくい」というのは、ただそれだけで苦痛です。 でも、暗算ではとても解けない。 そんな時、暗算と筆算を併用1しましょう。 暗算で、2桁の計算はできるものとします。
足し算も、2桁ずつ計算すれば良いわけです
手間が増えたと思うかもしれませんが、多くの人で計算が早く楽になります。 そのうちに暗算できる量が増えていく人もいます。
そろばんを習っている人は計算が得意です。 ただ、そろばんを習っていても、人によって限界は違います。 2桁までなら楽にできる人もいれば、5桁でも平気な人もいます。
その時、「自分は2桁までしかできないから」「それ以上では使うことをやめよう」と思っては大変な損です。 少なくとも「2桁まで出来る」のであれば、その2桁まで出来ることを上手に使いましょう。
このように自分の限界と上手に付き合うと、色々とお得なこともあります。 例えばこの計算方法は、何も変わった方法ではありませんが、普段の算数の勉強ではなかなか身につかない色々なことが身につきます。 とても大事な算数や数学の視点がいくつも含まれています。
「Bは自分にはできない」と思ってそこで止まらないようにしましょう。 「Aまでは自分に出来る、だからAをうまく使おう!」と思うようにしましょうね!
併用: あわせていっしょに使うこと ↩