白地図を使おう

白地図を使おう!

白地図は地理の勉強にとても便利です。 高校でも地理を選択する人はありますし、更に日本史でも非常に役に立ちます。 色々な使い方がありますが、「白地図自体をテストとして用いる」方法はどうでしょう。 ▶ 各地方の白地図ファイル

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以下のような手順で行います。

  1. 白地図に 覚えたいこと を書き込みます。基本的に何でも書き込みますが、以下の観点で書き込むと覚えやすくなります。教科書や問題集で、覚えたいことをひろましょう。
    • 都道府県名と県庁所在地, その位置
    • 地形: 山脈/火山・河川・平野・海流など
    • 気候: 雨温図や特徴
    • 産業: 農業や産業、歴史
    • 交通: 主要な幹線や構造物
  2. 新しい白地図を使って 何も見ずに書いたものを再現 します。
  3. 更に頑張れるときは、白地図も使わず、自分で略地図を描いて再現します。

"覚える" とはどういうことか

しばしば「どうやって覚えれば良いか」と質問を受けます。 何度も書く、何度も口で言うなどの方法はよく耳にしますが、あまり効果はありません。 最も重要なことは 思い出そうとすること です。

「覚えた」かどうかを確認する方法はたった一つ、思い出そうとして、思い出せたか だけです。 覚える行為とは 思い出そうとする ことでしかありません。 しかし、思い出そうとする行為は意外と難しいものです。

地理の場合、思い出すことを簡単にしてくれる道具が白地図です。 眼の前に都道府県や地方それ自体の図があります。 その都道府県一つずつについて、思い出そうとすれば良いわけです。 何度も何度も、覚えようとしたことを思い出そうとしましょう。

これは大変な方法だと思う方も多いようです。 しかし、試して見れば分かりますが、かなり簡単で、しかも効率も良いと言えます。 意外と楽しい作業だと思う方も多く見えます。 難易度も自分で自由に変えられます。 ぜひ、試してみてくださいね。

ファイル

上記地図は、国土交通省 > 国土数値情報 の座標情報を元に作成しました。 自由にお使いください。