目次を見ていますか?
どんな教科書にも問題集にも必ず目次があります。
この目次、使えば非常に便利で、利点は数多くありますが、大きなものは5つです。
- (1) 全体の流れが分かる
- まず、教科書全体の流れが分かります。どのような順番で、何が行われるのか、その予測がつくだけでも遥かに理解しやすくなります。予想もつかない話を理解するのはつらいものです。
- (2) ただそれだけで復習になる
- 過去の内容を「覚えたかどうか」は、「思い出そうとして思い出した時」初めて確認できます。そして、思い出そうとして思い出した時、初めて覚えたと言えます。その機会が増えます。
- (3) 一覧性が高い
- 高校入試は普段の定期テスト対策と異なり、その範囲は教科書全部です。目次があれば、自分が何については自信があり、何について自信がないのか、それがひと目で分かります。
- (4) スケジュール管理が簡単になる
- 受験は長期に渡って準備することになります。その際、目次に日付をつければ、ただそれだけでスケジュール管理になります。いつまでに、その範囲を終わらせるのか、もう終わらせたのか、まだ終わっていないのか、それがひと目で分かります。
(5) 繰り返しの構造が分かる

説明文は「繰り返し」の構造をもつものが多くあります。例えば、地理の目次を見ると「〜州をながめて」という部分が必ずあることが分かります。
この部分は地形や気候、雨温図といった自然環境や、典型的な農業などがまとまっています。
繰り返し部分は、言ってみれば「同じ種類のこと」が繰り返されているわけですから、基本的なことだ、覚えて当然のことだと分かりますね。
目次
教科書の目次に直接書き込むのも便利ですが、別の紙に用意して、自由に書き込んで行くのも便利です。四日市市の採択教科書である東京書籍「新しい社会」の目次を作成しました。