間違ったワークの使い方

問題集, ワークの意味

以前、問題集の目的と使い方 でも書きましたが、問題集は「自分が試験の時、入試の時、同じ問題が出ても本当に解けるのか?」を確認するために使います。 したがって、以下のようなワークの取り組み方をしては「自分が知っているのか/知らないのか、出来るのか/出来ないのか」が全くわからなくなります。

  1. 教科書を見ながら解く
    • 答えを見ながら解いたのと変わりません。
    • 更に「知っている/知らない」の区別がつかなくなります。
  2. 間違いを赤で直して放置する
    • 答えを写したのと変わりません。
    • 何も覚えたことになりません。
  3. 間違いを即座にやり直して放置する
    • 答え合わせをして、その日のうちにやり直したところで覚えたことになりません。
    • 少なくとも翌日以降、更にやり直さなければなりません。

問題集、ワークは、自分が本当に本番で答えることができるのかを確認するためのものです。 言ってみれば、問題集それ自体が「自分の実力を図る」テストです。 教科書や答えを見ては、「何ができて何ができないのかを知る」ことができなくなります。

問題集, ワークを解く前の準備

問題集, ワークがテストの一種だとすれば、その準備をしなければいけません。 その準備に当たるものが教科書の読み込みや授業を聞くこと、ノートを作る/確認することです。 教科書をちゃんと読み込み、教科書の内容で知っていること知らないことをわけ、整理します (→ 教科書のたたみ方)。

つまりこのような順番になります。

  1. 問題集, ワークを解く前に
    • 授業を受ける
    • 教科書を読み込んで整理する
    • ノートを確認する
  2. 問題集, ワークを解く
  3. 答え合わせをする
    • 目的は「知っている/知らない」「できる/できない」に分けること
    • ほとんど合わない → 準備不足 1 に戻る
    • ほとんど合う → 準備が出来ていた、軽くやり直す
  4. 翌日以後
    • 前回間違えたところをやり直す
    • できない → 覚えるなり練習する
      • 翌日以後、またやり直す
    • できた, できる, 自信がある